心のつぶやき
  • No.11~これから、この国は・・・~
No.11 ~これから、この国は・・・~

 震災から4ケ月になろうとしている。
ちょうど震災の頃に生まれた赤ちゃんが生後3ケ月健診を受けているニュースが報道されていた。
 福岡県臨床心理士会からも、5月9日から7月23日の11週間に、合計22名のメンバーが交代で被災地に出かけ、全力を尽くして支援にあたっている。
 原発の問題もある中、まだまだ先は不透明感、不安感に満ちている。そんなこの国の「これから」について、多くの人が、それぞれの立場で提言している。

 東日本大震災復興構想会議議長の五百旗頭真(いおきべまこと)氏の語ったキーワードは「心ばせ精神の共有」だった。 近くの人にも遠くの人にも、互いに「心を馳せること」の大切さを語っておられた。 誰がどれだけ、どの人に、どんなふうに心を馳せるかは目に見えない。 しかし、目に見えないものの確かさは言い古されたことでもある。
今更ながら、かもしれないが、今この国では、それを取り戻す時にきていると思う。

 また、企業の節電対策として、残業をせず徹底して明るいうちに退社する会社のことも報道されていた。
夕方の時間を会社から帰宅した親と過ごせて、子どもたちはうれしそうだった。

 資源のない国に生きる私たちにとって、経済を発展させることは大命題なのかもしれないが、これを機会に
本気で節電し、無駄を削って削って、本当に必要なものだけに囲まれた身の丈の暮らしに立ち返った時、
やっと私たちは「心ばせ精神」に辿り着けるのかもしれない。

 これからのこの国のことを真剣に考える時が来た。  それは、今、この時を生きている私たちの役目なんだと思う。
 自然に対する謙虚さと、命あることへの真摯な姿勢で、その役目を果たしていきたい。


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