【2026年度第2回日本箱庭療法学会オンライン研修会】
日 時:2026年09月27日(日)13時~17時
会 場:オンライン(Zoom)
研修内容:
◆12:40~
Zoom開室 ※出欠確認をするため、早めの入室をお願いいたします。
◆13:00~14:30
講演:「前思春期のこころと危機」
講師:長谷川千紘(京都文教大学)
児童・青年心理学による臨床的知見は、10歳頃を中心とする前思春期に、子どもの心理から青年の心理への移行が生じる精神発達の臨界点があることを指摘している。
自我体験に示唆されるように、子どもは、これまで一体的であった世界からの分離とともに、「私」という存在を自ら引き受け、「私」を作っていくプロセスに投じられることになる。
この移行は本来的に飛躍を孕むものであり、それゆえ危機に結びつきやすい。
このような時期にある子どものこころとその危機について、臨床及び調査事例を提示しながら、自我体験・チャム・空想の友だちといった「私」と「私を照射する『他者』」に注目して検討してみたい。
◆14:30~17:00
事例検討①:山﨑基嗣(島根大学人間科学部)
低学年から不登校状態にあった小3男子の、3年超にわたる事例を提示する。
クライエントは豊かな想像力を持ち、セラピストとともにキャラクターを描いたり、漫画やゲームという形で物語を創造したりしてきた。
豊かな内的世界とそれを他者と共有する力を持ちながらも、同級生集団において自分を表現し、他者と関係を作っていくことは難しいようだった。
イメージの検討を中心に、前思春期に差し掛かる頃の子どもの内的な成長と課題を考えたい。
事例検討②:島田亜美(鳥取大学医学部附属病院)「同年齢の友達関係をきっかけに不適応となった小学校高学年男児との面接過程」
「やんちゃな友だち」に絡まれたことをきっかけに、男子の粗暴さや大声を怖がり、不登校傾向になった小6男子のプレイセラピーを報告する。
来談当初、クライエントは文字通り母にくっついていたが、プレイルームではやがて大きなブロックを塔のように組み上げ、それを力一杯壊す遊びをくり返すようになる。
また、「蟻地獄に蟻が食べられるのを見た」という印象的な体験を語った後、周囲への強い反抗が生じる。前思春期の子どもが、家族との一体的な関係を脱し、男子らしい自分の世界を作ろうと模索するプロセスを検討したい。
【参加費】会員3,000円、非会員6,000円、大学院生(非会員)4,000円
◆参加申し込み締切:2026年9月14日(月)
◆参加費入金締切:2026年9月16日(水)
※締切の延長はございません。
詳細は、学会HPをご参照ください。
http://www.sandplay.jp/training.html
ご参加をお待ちしております。
<問い合わせ先>
一般社団法人日本箱庭療法学会 研修会担当
E-mail: training_jast@sandplay.jp
